九州交響楽団/Kyushu Symphony Orchestra
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「ソリストが持ち込む新たな発想を指揮者は捉えないといけないから、最初のリハーサルはいつも少し難しいけれど、すごくよくやっていただきました。私は今回の協奏曲をこれまでになかったやり方で演奏しています。第1楽章はかなり早いテンポで、第2楽章はファンタジーに満ちて、しかも要求の高いテンポで。でも彼らは即座に捉えてくれて…」 初顔合わせの昨日のリハーサルの後、今回のソリスト・ガヴリーロフさんが語ってくださいました。その一部を動画で公開します。(拙訳を下記に掲載しますのでご参考まで)***(語り始めは第二楽章についてです)モーツァルトは人間が好きでした。滑稽で、酔っぱらっていて、少しパパゲーノみたい…中間部は、おとぎ話に入り幻想的な鳥たちと飛び始めます。おとぎ話の様々な個性については、モーツァルトがオペラの中に書いていますから私たちはそこから想像することができます。この協奏曲は、オペラ「魔笛」のたった5年前に書かれていて、すべての着想は既に彼の中にあったと考えられます。だからこそ、ピアノを前にして、その魔法のすべてを創造しようと始めるとき、もちろん、もてるすべての頭脳、知識をもってしてもとてもとても難しい。すごく難しい。よく弾かれるように、単に楽譜上のすべての音を演奏するのであれば簡単で、安心だけれど…それは生きた演奏ではありません。生きた演奏を創造しようとすれば、百万色が必要だし、そうするととても難しくなってきて、リスキーで、毎分自滅する可能性が出てくるけれど(笑)、それこそ生きた演奏を創造するということで―魔法なんです。これって最高にハードな道なんです(笑)***第390回定期演奏会は、いよいよ本日午後7時開演です。当日券を午後6時より、アクロス福岡シンフォニーホール入り口付近当日券売場で販売いたします。皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。